やっちゃんねるは、毎週のように動画をアップしている。
アップする日時は、大抵金曜、土曜の夜がほとんどである。
先週も動画をアップしていたので、動画の再生回数の計測と分析を行ってみた。
計測方法としては、特定の時間が経ったら再生回数がどれぐらいになっているかを見るだけの何ともやる気のないやり方で行う。
分析するなら時間決めて測れよと突っ込まれそうだが、なんちゃって分析なのでご了承頂きたい。
(なお、動画自体は再生しないものとする)
今回は、ビジネスホテルの宿泊動画と、結婚相手募集動画の二つを対象とする。
計測結果
・【禁断のビジホ泊】車上生活に疲れ、ビジホへ緊急避難「ダイワロイネットホテル沼津」
計測1回目 | 計測2回目 | 計測3回目 | 計測4回目 | |
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計測時刻 | 0:39 | 9:40 | 18:13 | 1:05 |
経過時間 | 5h | 14h | 23h | 28h |
再生回数 | 3.2万回 | 5.1万回 | 5.8万回 | 6.5万回 |
・【閲覧注意】デメリットだらけの人生パートナー募集「結婚相手募集」
計測1回目 | 計測2回目 | 計測3回目 | 計測4回目 | |
---|---|---|---|---|
計測時刻 | 1:20 | 11:14 | 19:42 | 0:08 |
経過時間 | 6h | 16h | 24h | 27h |
再生回数 | 3.5万回 | 5.2万回 | 6.3万回 | 6.9万回 |
2つの動画は、いずれも深夜の時刻から計測をスタートし、1日と少しが経ったところまで動画の再生回数を計測した。
やっちゃんねるの動画のアップ時刻は大体19時が多いため、計測1回目は動画がアップされてから5時間ぐらいが経った頃になる。
計測結果を見ると動画がアップされてから、5時間ぐらいで約3万回の再生回数を叩き出している。
そして、計測1回目から更に10時間ぐらい経つと、再生回数は約5万回となり、動画がアップされてから24時間が経つ頃には、約6万回の再生回数となっている。
最近のやっちゃんねるの動画再生回数の天井は約9万〜10万回なので、動画がアップされてから5時間でトータルの再生回数の3割を稼いでいる事になる。
やはり、動画がアップされてからのスタートダッシュがすごいようだ。
また、深夜帯の時間(0時〜6時)にも2万回ほどの再生数を稼いでいるため、深夜帯にYouTubeを見るユーザーや海外勢も動画を見ているという風に考えられる。
分析
ここから更に深く分析をしてみようと思うが、そもそもYouTubeの再生ルートはどうなっているかをご存知だろうか。
ユーザーがYouTube(チャンネル)を見に行くルートとしては、次の4パターンある。
- 検索ブラウザ(ヤフー、グーグルなど)
- YouTube内での検索
- 関連動画
- おすすめ動画
なお、YouTubeは一定期間に1つのIPから1回しか再生カウントされない仕組みとなっている(同じIPから短時間に何回も動画を再生しても、1回のカウントとなる)
更に、追加の情報としてこちらも参照する。
こちらは、YouTubeチャンネルの動画登録者数や再生回数の推移などを見ることができるサイトだ。
このサイトでやっちゃんねるの動画情報を見ると、以下のような結果となる。
動画の再生回数と動画本数の推移は、毎週コンスタントに動画をアップしているため、右肩上がりとなっている。
驚くべきは、チャンネル登録者数だろう。
全く同じ数値のため、グラフが一直線となっている。
ちなみにYouTubeのチャンネル登録者は、主に3種類に分けられ、
- 純粋なファン
- 過去に登録してそのまま
- アンチ
通常は、上記のいずれかがチャンネルを登録したり、もしくはチャンネルの登録を解除するといった動きがあるため、チャンネル登録者数に変動が無いのはかなり珍しいと言える。
次にランキングを見る。
このランキングだが、恐らくこのユーチュラというサイト内で計測されているYouTuber全体の中でのやっちゃんねるの順位という表示だと思われる。
それを踏まえて、上記のグラフを見ると以下のことが推測できる。
- 月間チャンネル登録者ランキングの順位に変動があるため、チャンネル登録しているユーザーがいる
- 月間動画再生回数ランキングは右肩下がりであるものの、2021年は平均の数値であった
- 累計チャンネル登録者ランキングは右肩下がりのため、チャンネル登録しているユーザー以上にチャンネル登録を解除しているユーザーがいる
- 累計動画再生回数ランキングは一定であるため、動画再生回数も毎回一定の数値に落ち着いている
月間チャンネル登録者数ランキングは、毎月チャンネル登録したユーザー数のランキングの認識のため、チャンネル登録者がいない場合は、数値は0となりグラフは右肩下がりになるだろう。
しかし、グラフは上がり下がりを繰り返しているため、毎月チャンネル登録者はいるということになる。
チャンネル登録者数がずっと一定なのに、チャンネル登録者が毎月いるということは、いい具合にチャンネル登録を解除する人がいれば、翌月にそれを補うように同じぐらいの人数がチャンネル登録している事になる。
また、累計チャンネル登録者数ランキングが右肩下がりであるが、累計動画再生回数ランキングは全体を見ても変動がない。
他のYouTuberの累計チャンネル登録者数がやっちゃんねるの累計チャンネル登録者数を上回っているということなので、累計動画再生回数ランキングも同じように下がっていってもいいものだが、順位は定位置をキープしている。
これに関しては、やっちゃんねるよりチャンネル登録者数が多いYouTuberの動画再生回数がかなり少ない、もしくはやっちゃんねるの動画をチャンネル登録をしていないユーザーが視聴をしているかのどちらかだろう。
というか、恐らく後者だ。
つまり、今現在のやっちゃんねるの動画再生回数はチャンネル登録者以外の視聴者で成り立っていると言える。
チャンネル登録者以外というと、以下が挙げられる。
- たまたま動画を見た人
- チャンネル登録をしていないけど、定期的に動画を見ている人
- アンチ
- その他
たまたま動画を見た人は、おすすめに出てきた動画を見た人、何らかのワードを検索した結果、たまたまやっちゃんねるの動画にたどり着いた人だろう。
ただ、このような人でこの動画をその後も見る人とは、次のチャンネル登録をしないが、定期的に動画を見る人か、チャンネル登録する人になるため、たまたま動画を見る人が毎回、一定数いるのは考えづらい。
また、アンチは反対派なので、チャンネル登録をしているユーザーは極僅かで、ほとんどはチャンネル登録していないはず。
そのため、アンチもチャンネル登録せずに、動画を見る人と同じと考えてもよいかもしれない。
しかし、いくらアンチがいるとしても再生回数としてはたかが知れているだろう。
アンチで何万回も再生回数を稼げるかというと、少し疑問だ。
ここで、YouTube全体の視聴層の割合を紹介すると、YouTubeの視聴者は10代が多く、20代、30代、40代と続く。
やっちゃんねるの視聴層は恐らく、30代、40代が多い割合だろう。
10代、20代の関心を掴むような動画には思えない。
30代、40代がメインの視聴者と考えると毎回一定の再生回数を叩き出すのも、かなり難しくなってくる。
30代、40代は、視聴割合は全体を見ても高くない。
それは、仕事などが忙しく見る暇がなかったり、家族といる時間が多いため、YouTubeを見る時間が限られていると考えられる。
そうなると、再生回数をコンスタントにしているユーザーは誰になるのだろうか。
ここで、キーになってくるのがその他だ。
その他は、チャンネル登録をしておらず、アンチでも無いユーザーだ。
果たしてそんなユーザーがいるのだろうか。
実は存在する。
画像は、ヤフオクのものだ。
そう、YouTubeの再生回数は買うことが可能だ。
その他とは、この購入した再生回数ということである。
もちろん、YouTubeで再生回数を購入することはアウトである。
ただ、こういう風にビジネスとして成立しているため、再生回数を買っているYouTuberも数多くいるのだろう。
やっちゃんねるが再生回数を買っているかは定かではないが、こういった要因も再生回数をコンスタントに叩き出せる秘訣なのかも知れない。
あくまで、推測であるが。。。