やっちゃねるは、オンラインサロンを始めるようです。
オンラインサロンとは月額会費制のコミュニティで、最近では芸能人が主催しているサロンもあるようです。私はあまり興味が無いですが、何やら胡散臭い気がしてなりません。今回はオンラインサロンとはどういったものか、やっちゃんねるのオンラインサロンはどういった内容かを考えてみたいと思う。
まず、オンラインサロンですが、大きく4タイプに分けられるようです。
・ファンクラブ型
主催者のファンが集まり、主催者を応援したりファン同士で交流したりするもの。
アイドルやスポーツ選手などがメイン。
・コミュニティ型
共通の趣味や目標を持つ人が集まって交流するサークル活動のようなもの。
・プロジェクト型
企画、目標を掲げ、それに賛同する会員、資金を集めるのが目的。
・スキルアップ型
専門的なスキルを持った人が、そのスキルやノウハウを教えるセミナーのようなもの。
セミナーより特別なことが学べたりする。
オンラインサロンでも目的によってサロンの内容は異なるようだ。
では、次にやっちゃんねるが行おうとしているサロンを見てみる。
カテゴライズはビジネス、起業で共に学ぶYouTubeサロン。
YouTubeで動画を配信している、または配信をしようとしている人が対象のようで、コミュニティ型のサロンといったところか。やはり目的としてはYouTubeの登録者数、再生数を伸ばすことがサロンの目的らしく、やっちゃんねる自身もサロンに入っていたおかげでYouTubeの登録者数、再生数を伸ばすことができたらしい。
サロンの紹介文でも、
■なぜ一気に登録者を増やすことができたのか?
自己分析する限り、理由は下記4点です。
①サロンで、実績のある人から客観的なアドバイスをもらえた。
②サロンで、刺激しあえる仲間がいた。
③私のポジションが空いていた(孤独な40代的な)。
④すべてのタイミングが一致した。
上記の理由の中で、一番重要だと思っているのは、刺激しあえる仲間の存在だと思っています。
と書かれている。
ただ、これを見て思うのが、まず①に関してはアドバイスをもらったことはあったかもしれないのであるとしても、②だ。
孤独を売りにしていたはずだが、そんな仲間がいたのは初耳である。まして、そんな仲間がいるのであれば、今でもYouTubeの再生数に苦戦することなく活動できている気がするが。サロンを卒業してしまうと結局仲間ともお別れとなってしまうのだろうか。果して、それは仲間と呼べるのか。
そして③だ。ポジションというかニッチなポイントに当てはまったのだろう。今現在、YouTubeのどのポジションが空いているのか判るのであれば、今後YouTubeで活動できるのかもしれない。
④に関しては、全てのタイミングとは何かが分からないので何も言えない。
やっちゃんねる自身は刺激しあえる仲間の存在が一番重要と言っているが、では、何故、今のやっちゃんねるに刺激しあえる仲間がいないのかが不思議でしょうがない。YouTubeの登録者数を伸ばすためには、刺激しあえる仲間が必須という、やっちゃんねるの中での理論が確立されているのに、今は孤独である。
登録者数を今のままにしておきたいから、という明確な理由があるなら、仲間を切り離してもいいと思うが、やっちゃんねる自身が登録者数、再生数に伸び悩み、アルバイトまでしているという本末転倒な感じがして否めない。そうなってくると刺激しあえる仲間がいたのかどうかが怪しくなってくる。
また、サロン対象者は、
・vlog、ルーティン、一人飲み、ソロキャンプなどを中心に俗人性の高い(自分を主体にした)YouTubeをやりたい人(やっている人)
・結果を出すために行動する人
・どちらかというと理論派より感覚派の人
サロンに向いていない人は、
・自分で考えて行動しない人
・理屈(理論)をすごく重視する人
ここで不思議に思うのが、サロンに向いていない人である。
サロンとしては、経験に基づいた客観的なアドバイスしかできない。今、YouTubeをやっても結果がすぐには出ない。1年ぐらいは試行錯誤してやり続ける必要がある。よって、自分で考えて行動しない人は向いていないと書かれている。サロンオーナーのノウハウも提供されると書いてあったが、結局のところ至極一般的な内容しか提供されず、あとは自分でやってねスタイルということか。
また、YouTubeでは「〇〇をやれば〇〇の結果が出る」のは難しく、「〇〇をやれば伸びやすい」「〇〇をやったら、自分は結果が出た」と、書いてあることがめちゃくちゃで理屈を重視する人は向いていないようだ。○○やって、結果が出たのであれば、その○○を分析すればいいのにと思うが、キャラクター重視の動画では、同じようなことをやっても人によって差が出ると言うことなのだろうか。
感覚的にYouTubeをやるのであれば、サロンで学んでも感覚でやってしまうから、それこそ結果が出ないようにも思えるが。
以上のことをまとめると、共に学ぶYouTubeサロンは、
・コミュニティ型のサロンで仲間との交流がメイン
・ノウハウといっても、各人に特化させているものは提供されず、一般的な内容が提供される
・分析はするが、理論を重視することはなく、最終的に感覚で動画を作っていく
・とにかく行動あるのみで、1年はトライアンドエラーを覚悟
といったサロンのようだ。月額2,980円だが、果たしてその価値はあるのだろうか。